tytn15

都内の女子大生の想像。

恋人と私のこと

わたしはことばにするのが怖くて(それだけじゃない、適当な言葉が見つからないから、いちばん近いことばで表現したところでそれがわたしの感情のすべてになってしまうとしたら悲しい、、)
いつだってウソのことばに色をのせて、間をとって、必死にホントウの気持ちを伝えようとする。
恋人にはそれが一切通じない。つらい。もちろん、わたしのしていることが甘えだということは分かっているよ。

彼にとってはきっと言葉が全てだ。なのにわたしはいつも同じことをして悲しくなる。

彼は自分のことを発達障害なのだと言う。きっと本当にそうなのだろう。詳しいことはよくわからない。
わたしは「彼」を知りたいの。
彼はわたしのことに限らず人の気持ちを察するということが苦手だ。驚くほどに、苦手。
わたしだってできている自信はないけれど。
しかし恋人にはそれを期待してしまう。だって、いちばん心を開いていて、いちばん親しい存在なのだから。

「空気を読む」ということをわたしたちはわたしたちが思っている以上にしているということに気づく。
そしてわたしは他人に何と言われようとそれを心地よく思うの。

こんなにも相性が悪く思えるわたしたち、どうして一緒にいるのだろうね。